消費される写真
- beatni2009
- 8月12日
- 読了時間: 1分

ポートレートって難しい。。
僕は長年人物写真を撮ってきたけど、
僕らが撮る、広告や媒体の商業写真におけるポートレートは、
一瞬で「消費」されていくものだ。
その瞬間、初めて会う人を瞬時に撮影してあっという間に
消費されて過去の「もう使わない写真」になっていく。
本来のポートレート(肖像写真)は、その人とじっくり向き合い、
その内面を写し出し、長く残るものだろう。
最近プロ講座を受けた受講生は、最初からこの
「時代に消費されていく写真」を拒み、商業写真ではない
本当の人物写真を撮りたいと
言って受講してくれた。。
その方から僕もあらためて
写真の向き合い方を学んだ気がする。
一枚の記憶に残る写真。
プロだとかアマチュアだとか関係なく
そこを目指す人がいる事に深く感銘を受けた。
多分僕は、何万枚も世に写真を出してきたが、
世に一枚も残ってないし一枚も記憶にない。。
この先何年生きるかわからない歳になった今、
愛おしい、消費されない写真をちゃんと残していきたい。
自分の周りの大切な人達をただただ、
撮っていこうと思った。




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