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消費される写真

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ポートレートって難しい。。

僕は長年人物写真を撮ってきたけど、

僕らが撮る、広告や媒体の商業写真におけるポートレートは、

一瞬で「消費」されていくものだ。

その瞬間、初めて会う人を瞬時に撮影してあっという間に

消費されて過去の「もう使わない写真」になっていく。

本来のポートレート(肖像写真)は、その人とじっくり向き合い、

その内面を写し出し、長く残るものだろう。

最近プロ講座を受けた受講生は、最初からこの

「時代に消費されていく写真」を拒み、商業写真ではない

本当の人物写真を撮りたいと

言って受講してくれた。。

その方から僕もあらためて

写真の向き合い方を学んだ気がする。

一枚の記憶に残る写真。

プロだとかアマチュアだとか関係なく

そこを目指す人がいる事に深く感銘を受けた。

多分僕は、何万枚も世に写真を出してきたが、

世に一枚も残ってないし一枚も記憶にない。。

この先何年生きるかわからない歳になった今、

愛おしい、消費されない写真をちゃんと残していきたい。

自分の周りの大切な人達をただただ、

撮っていこうと思った。

 
 
 

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