滑稽
- beatni2009
- 3月29日
- 読了時間: 2分

僕の24歳は滑稽だった。
前々回のblogで書いたような恥ずかしい出来事や、ホモ雑誌のモデルをやらされそうになったり。。
空回りの事柄で溢れていた。
ある日、平凡パンチのグラビアを撮っているカメラマンのアシスタント募集を見つけた。
この頃になるとこうゆう募集は玄光社のコマーシャルフォトで探すのがイイと知った。
早速電話してみる。
新宿の高野フルーツパーラーの前に20:00ごろ立ってろという指示を受ける。
待っていると真っ赤なボルボが荒々しく止まり、ヤクザみたいなおっさんが出てきた。
後ろに乗るよう促されると女性のいい匂い。
綺麗なお姉さんが隣にいた。
西新宿の事務所に行くと、また2人、綺麗なお姉さん。
行くとこ行くとこホモ雑誌だった僕は、浮かれて舞い上がった。
「じゃあ明日から来るか?」
ハイ!!
当日行くと、様子がおかしい。
予備のコンドーム買ってこいと言われる。現場はAVだった。
僕はAVのアシスタントディレクターとして採用されたらしい。
恐る恐る聞く。
あの。。。平凡パンチの仕事とかはそのうちあるんですかね?
イヤ、ウチはAV専門。
。。。。。帰るわ。
遠ーーいなあ!
まともな仕事って何処にあるのよ!(AV撮影がまともじゃないという意味では決してない)
自分がイメージするスチールのカメラマンになるまで恐ろしく遠い。遠すぎる!!
事実、本当にカメラマンとして食っていけたのはそれから16年後だった。
心配しなくていい。
才能がある人はもっと早く成れる。ただ僕は
それが精一杯だった。。
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