
元々カメラに執着ないのか、こだわってるのか良くわからない。
今の仕事用機材は写真にあるフジフィルムのカメラ2台がメイン。
X-pro2を仕事に持ち込むカメラマンは殆ど居ないと思うが、僕は全然使ってる。
28-85のズームと50ミリ1.4の単焦点。勿論これ以上望遠も広角もあるが、ほとんどの現場はこの2本で事足りる。
その前はソニーのカメラでのテザー撮影など、最近お決まりの現場を多数こなしてきた。
現在多いのが広告なんだけど、アプローチがドキュメント寄りの仕事だ。1日被写体を追いかけ2000カットはゆうに撮影する。
狭い場所に入り込んだり突発的な動きを追いかけたり。。。
デカいカメラは邪魔でしかない。
ディレクターは居るが基本、僕のファインダー内で良し悪しは完結する。フジのカメラはそんな仕事にピッタリで3年くらい前にソニーは売っぱらってしまった。元々プライベートカメラとしてフジはXシリーズ初期のpro-1から使っていたので全くすんなり移行できた。何よりJPEGの絵がRAW撮影しない自分には1番しっくり来る。黒がきっちり締まってる、ソニーやニコンはそこがね。。。。
どこまでもなだらかに黒のディティールを見せてくれるけど、それはレタッチ優先で構築された画像。
ある程度のところでドンと潰れてくれた方がイイ。
フィルム時代から一通り主要メーカーは使ってきた。
最初はニコン。それは師匠がニコンだったから当然。ニコン以外はおもちゃだと聞いた。
まあ、4×5やブローニーがメインで35mmカメラ(現代のフルサイズカメラ)自体がおもちゃだと言い切っていた。
師匠に限らずそんな空気が広告界では漂っていた。
すっと何も考えずニコンで行くと思っていた所、仕事も40代のイケイケ、ピークだった頃使いすぎて、ファインダーの中に黒い柵状の物が落ちてきた。
シャッター幕がバラバラに砕けてしまったようだ。もう一台はカメラのマウントが歪んでピントがこなくなった。
直しても高額になるので新型を買いにヨドバシに行った所、何気なく持ち上げたキャノンの6D?が軽くて持ちやすい。
店員さんに「このカメラちゃんと撮れますよね?」って聞いたら「大丈夫ですよ!!」って。。
そして全部キャノンに変えた。
全く持って節操がない。
そしてミラーレスをソニーで初導入して以来ずっとソニーを使っていた。思えばメーカーのこだわりは全くないが、その時の仕事内容によってやりやすいカメラを選んで来た。柔軟と言えば柔軟だけど、節操がないともいうだろう。
年齢からいってマウントを変える事はもう無いと思う。
という事は死ぬまでフジなわけで。。
お願いしますよ、カメラ事業ヤメタとか言わないでねフジフィルムさん。
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